昨年めでたく二十歳を向かえた生命誌研究館、21年めの今年もしつこく紙のおまけは続きますよ。「おもしろいけど難しい!」という意見があちこちから寄せられた昨年の反省を踏まえ、今年は組み立て簡単をモットーに挑みます。それでも一筋縄のモチーフでは済まないところがBRHのBRHたる所以。今年は「とびだすそっくり生きもの」というタイトルで、擬態するユニークな生物を4回に渡ってお届けします。
第1回目はインドネシアのジャワ島に住む「ハナカマキリ」。蘭の花などに擬態してエサとなるミツバチやアブをおびき寄せるカマキリで、グラデーションのかかった花びらだけでなく、顎や葉に似た緑の部分まで本当にそっくり。僕の手が加わった完成写真だけじゃ信じられないという方は、ネットで検索するといろいろ画像が出て来ますので、是非確認してみてください。もちろん切り抜き済みで、組み立て時間は20分くらいかな。擬態の様子を卓上で再現できるように、ポップアップカード式の台座(カレンダー付)も用意しました。是非気軽に組み立てて、進化の不思議を体験してみてください。