卓上ゲノム展・第3回 ゲノムが語る生命誌・ヨコにつながるゲノム 後編
前回ようやく動物細胞と植物細胞の祖先にまでたどり着いたゲノム展、今回はペースを上げて一気にヒトの細胞へ、更には僕ら一人一人の元になる受精卵にまで至ります。その過程でとりわけ大きな働きを果たした「ゲノム重複」と「ウイルス感染」、そして「性染色体の獲得」に的を絞った今号は、昨年の秋にこの企画が決まって現物の展示を見た時から、4回の中で一番手こずりそうだと恐れていた回でした。普段より2週間前倒しで作業を始め、試行錯誤もいつもの5割増しで提案した結果は・・・、頑張った甲斐があって一発でほぼOK。出来上がってみれば、これまでの3号の中でも実際の展示の雰囲気を一番再現でき、紙のしかけも有効に機能しているものになったのではないかと思っています。言葉にすると難しいけど、今回の内容は直感的に分かりやすいはず。お手元に届いたら是非組み立ててみてください。