カッターナイフ

 

小型のカッターナイフを使用します。色、形など様々なバリエーションがありますので、自分の好みにあったものを選び、手になじむまで使い慣れることが肝心です。僕はNT CUTTER PRO Aという名称のシンプルなものが気に入っており、刃先30度の替え刃を付け、ほとんどそれ一本で通しています。シルバーナイフと呼ばれるペンタイプのものを使用されている方も多いようです。細かいカットには向いていますが、長い直線を切るのは難しいかもしれません。

 

いずれの場合でも大切なことは、常に刃先のシャープな状態で使用すること。切れ味の鈍いカッターは、切り口がきたないだけでなく、無駄な力がかかり大変危険です。カッターナイフの持ち手のお尻の部分(刃を交換する際にはずす部分)の溝に刃をはさんで刃先を折ることで、1枚の刃を5,6回よみがえらせることができます。目安としては、A4サイズの展開図に収まったパーツを1枚分切るごとに刃を1回折るくらいのペースでしょうか。気のせいかもしれませんが、交換したての刃はグリスの影響でやや切れ味が鈍いようで、僕は刃を交換した時にはまず1回折ってから使うようにしています。

標準の刃(右)と30度の替え刃(左)
標準の刃(右)と30度の替え刃(左)
ケチらずにポキポキ折って使おう
ケチらずにポキポキ折って使おう


はさみ

 

最初のうちは、カッターナイフより使い慣れているはさみの方が作業がはかどるかもしれません。直線部分は、慣れてしまえばカッターナイフの方が楽で正確です。細かなパーツを切る場合は、まずはハサミでパーツ全体をざっくり切り離しておくと、周囲のパーツを汚さずに作業できます。



サークルカッター/コンパスカッター

 

円を正確切り抜くために使います。僕はOLFA社の黒と黄色のコンパスカッターが気に入っています。500円前後で買えますので、丸いパーツの多いからくりペーパークラフトを作る際は、ぜひ入手してください。僕が設計する場合は、図面上に小さな十字で円の中心点を最後まで残すようにしています。

 

最初は難しいけど練習練習
最初は難しいけど練習練習


カッターマット

 

様々なサイズが販売されています。一般的な展開図(A4サイズ)より大きめのA3サイズがおすすめです。


定規

 

透明で20センチほどのものがおすすめです。エッジがななめになっている側でカッターナイフを使うと、刃先が定規に乗り上げて指まで切ってしまうことがあるので、慣れないうちは背の部分を使いましょう。エッジが金属で覆われたものを使うとより安心です。また、5ミリ方眼の入った定規や三角定規を使うと、並行に切ったり折り線を入れる際に効率的です。

 

間違ってパーツの内側を切ってしまわないように、定規でパーツを覆って切るのが基本です。パーツを汚さないように、定規は常にきれいにしておきましょう。