毎年ネタ探しに困るペーパークラフト年賀状ですが、2009年はちょっと調べただけでも、「ガリレオの天体観測400周年」や 「アポロ月着陸40周年」など科学がらみの面白いトピックが沢山あって、珍しくどれにしようか迷ってしまいました。でもまぁ、季刊 生命誌に長年たずさわっている僕としては、やっぱりコレを作っとかないとバチが当たるでしょう。 「ダーウィン生誕200周年」と「『種の起源』出版
150周年」記念を兼ねて、イギリス海軍の測量船『ビーグル号』です。ダーウィンは30代の前半に4年間をかけてこの船で世界を一周し、その時の体験が後に『種の起源』を執筆するきっかけとなりました。従来の進化論に自然選択という考え方を持ち込んだダーウィンのこのアイデア、日本ではわりとすんなりと認められているようですが、キリスト教圏(特にアメリカ)では現在に至るまで様々な論争を巻き起こしています。科学的な正しさや論理だけでは人は納得しないのだなぁとつくづく感じてしまう、端から見てる分にはとても楽しめる話題がいっぱいあるので、興味のある方は調べてみてください。