超遺伝子・表現多形を生むゲノム

ガラパゴスフィンチ


ダーウィンが進化論の着想を得たガラパゴス諸島に棲む小さな鳥、ガラパゴスフィンチ。この鳥は、島によって異なる餌に適応し、クチバシの大きさや形が異なる14種(諸説あり)に分かれました。この進化はそれまで考えられていたよりもずっと速く、場合によってはたった数世代で起こることが観察されており、近年はその遺伝的メカニズムも明らかになりつつあります。カード版の生命誌には中型の「ガラパゴスフィンチ」のカット済み展開図を収録し、WEB版ではそれに加えて「コガラパゴスフィンチ」と「オオガラパゴスフィンチ」の計3種を公開しています。いずれも原寸大。せっかくなのでぜひ3つ並べて飾ってやってください。進化をテーマにした夏休みの自由研究にもご活用いただけるのではないかと思います。